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―永井利光さんは?
TOKI:
あぁ、あの人はワンテイク協会の会員だから、ってイヤイヤ(笑)永井さんには、これも前にブログで書いた事なんですけど、2007年に自分の音楽の道というものに対して教えられてね。その時の事は今でも自分の中で大きな支えになっていますけど、まさか、3年後にSTEALTHをやって、そのアルバムに参加してもらえるなんて夢にも思わなかったですね。自分の人生の中で永井さんの参加は「アルストロメリア」が重要なアルバムになる大きな要因です。永井誠一郎さんにも、とても感謝しています。誠一郎さんが連れてきてくれた紺野光広さんのウッドベースがイイ味出してるんですよ。イイ味って言えば、杉山圭一、通称おすぎって言うんだけれども(笑)彼のキーボードも卓越のレベルです。

―佐久間正英さんもベースで参加してらっしゃるんですよね?
TOKI:
いや、ベースに留まらず、他の楽器、マニュピとかもやって下さってます。もう単純にスゴくて、佐久間さんがRECしたモノをTAKUROが送ってきてくれて、それを聴いた日にゃ国際電話を掛けてきたTAKUROと二人で、あまりにもトンでもないレベルのアルバムになってきちゃって、もうどうしよう的な感じでオロオロしてました(笑)

―そして!HISASHIさんの事を聞かせて下さい
TOKI:
いや、言うまでも無い事ですけど、HISASHIは「音を聴けば一発でわかる」っていう独自の音とプレイスタイルを確立してる数少ないギタリストだと思うんです。そして彼の存在は当たり前として、ギタープレイのファンっていうミュージシャンもメチャクチャ多いんですよね。プライベートでは恐ろしく付き合いは長いし、くっだらない事してた思い出はイッパイあるけど「ギタリスト"HISASHI"」っていう面で、音源でのコミュニケーションを取ったのは今回が初めてなんだよね。ライヴのセッションでは何回か一緒にステージに立った事はあるけど今回は少し緊張した。お互いの会話は、まぁ、相変わらずなんだけど、音がさ、泣く子も黙る有料単独公演世界記録保持バンドTHE "GLAY"の音がするんですよ。まぁ、当た り前だけど(笑)GLAYがニューヨークでマスタリングをする前日の深夜までレコーディングしてくれた姿が、とても印象に残っています。

―ここまで聞いていても音が想像できません。「アルストロメリア」についてTOKIさんが触れる時「楽曲の幅広さが普通じゃない」って必ず仰いますよね?サウンド面も含めて、そろそろその辺の事をお聞かせ願えませんでしょうか?
TOKI:
そうですね、我ながら参加メンバーが決まった時には想像もつかなかったんですが、これがね、一つになってるんです。もうSTEALTHとかそういうのじゃなくて「思い」だろうね。「思いが音を一つにさせてる」そんな感じですね。ただ、問題が二つあったんです。

―え?それは?
TOKI:
一つは歌詩です。TAKUROが創った旋律に、これだけの思いが乗っかったサウンドに対応できる歌詩っていう部分で、凄く煮詰まっちゃってね。とある楽曲を自分の感性で音を聴くと「哀しみ」しか見えない。でも、これだけのメンバーが創ったサウンドに対して「最初から最後まで哀しみだけで何の出口も見えない」みたいな歌詩でイイんだろうか?って疑問になっちゃってね。でも、何回聴いても、そういうのしか浮かばなかったし、見えなかった。作曲者であるTAKUROなら上手く書けるんだろうな、って何回も思ったね。でも、作詞作曲ともTAKUROとなれば、その楽曲は「GLAYであるべき」だし、ここは何としても自分で自分の殻を破らなきゃっていう状況に追い込まれました。

―その結果は?
TOKI:
その状況下で、やっぱり思ったのは私の歌詩を誰よりも知っているC4を応援して下さっている方々の信頼と期待に応えなきゃ!っていう部分でした。プラス、私は便宜上、今は[C4/STEALTH TOKI]と表記していますけど、絶対 的に「C4のTOKI」である訳だから「C4という帰るべき場所ありき」の歌詩でイイ!って思い切れたのは大きかったな。「C4もSTEALTHも書く事は全く同じ」っていうのは避けたかった。無論、架空も嘘も無いという定義は、私の歌詩の基本的なポリシーなので、そこは曲げるつもりはありませんが、この「アルストロメリア」の歌詩の評価次第では、C4に大きなミヤゲを持って帰れると思っています。

―具体的に、どういう冒険をなされたんですか?
TOKI:
いや、冒険つっても書いてるのは私ですからね、C4とは収録曲の全部が全く違うって事は無いですよ(笑)部分的に大冒険をしてるって言う方が正解かな?

―それを具体的に言うと?
TOKI:
突っ込んでくるね(笑)

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